体験と気づき(想像して挑戦する)
皆様は健康管理されてますか?
実は私は、ある日突然、痛風発作により立ち上がることも歩くことも困難になり、
数日間、車椅子での生活を余儀なくされました。(職場と通院時のみですが)
それまでは、「災害が起きたら、すぐに逃げる」「避難所へ行けばなんとかなる」と、どこか他人事のように考えていたのが正直なところです。
でも、いざ車椅子の生活になってみると、それがどれだけ難しいか、初めて実感しました。
「災害時にはまず安全な場所へ避難を」と、誰もが言います。
でも、歩けない身体になってみて、逃げたくても逃げられない状況というのは、現実にあり得るんだということを体験しました。
たとえば、夜中に地震が来たとします。靴を履くのも困難。階段なんて下りられません。車椅子で移動しようにも、道路がひび割れていたり、ガレキが散乱していたら、前に進めないでしょう。
このとき、私は強く思いました。
予行演習といえば、職場での避難訓練は体験されたことはあると思います。
ご家庭ではどうでしょう?災害時、自力で生活する目安期間は最低3日分、できれば1週間分の備蓄を推奨されています。
防災というと、「物を備える」ことが注目されがちですが、本当に大事なのは「想像する力」だと思います。
「自分だけは大丈夫」と思わずに、「自分が車椅子だったら?」「足をケガしていたら?」「停電していたら?」「家族との連絡方法は?」と、少しでも想像することで、日々の備えの意味が変わってきます。
私の痛風は一時的なものでしたが、その経験は、災害時の備えという意味で、大きな気づきをくれました。
「災害はいつか来る」ではなく、「今、来るかもしれない」
ご自宅での予行演習も実施してみてください。電気、ガス、水道が無い生活を想像して挑戦してみてください。
その意識が、あなたとあなたの大切な人の命を守ることにつながるはずです。
(2025.10.6 営業・高瀬)
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