村上水軍(海賊衆)と芸予諸島
みなさんこんにちは!
今回は少し前に訪問した芸予諸島と村上海賊の紹介です。
村上海賊は芸予諸島を中心に中国・四国地方の間の海域に勢力を持ち、
村上家はもともと一つの家だったそうですが、能島村上家、因島村上家、来島村上家の三家に分かれました。
主な活動は輸送や航行船の破壊、略奪等の行為は行わず、航行の安全を保障する代わりに、芸予諸島と海峡(関所)の通航料を徴収、平時は漁業にも従事していたそうです。
古くは南北朝時代に活動していた文献はあるそうですが、1588年に豊臣秀吉が海賊停止令を発布し、因島村上氏は中国地方の毛利家の家臣になり、能島村上氏は小早川家、来島村上氏は豊臣秀吉についたので独立大名となりました。
村上海賊は従来のような活動ができなくなり、海賊衆としての活動から撤退していきました。
2016年4月25日、日本遺産第二期19か所の一つとして「日本最大の海賊‘’の本拠地:芸予諸島―よみがえる村上海賊‘’Murakami KAIZOKUの記憶―」として認定され、今治市、尾道市と芸予諸島に42項の遺産対象があります。
またこの地域は、来島海峡にサイクリングコースがあり、大型連休には多くの方が走られています。
景色も良いし、お魚もおいしいのでまたみなさんも行ってみてください。
宮窪漁港 (村上海賊ミュージアムの前、漁港から潮流体験クルージングができます。)
能島城跡 (奥に伯方・大島大橋)
能島村上家 猩々陣羽織 (村上海賊ミュージアム)
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